今を生きる人の集い 2012・後期

8月17日(金)~19日(土)に開催された「今を生きる人の集い 2012・後期」で、「和服?呉服?着物って何だろう?」という講座の講師を務めました。
講座では呉服の由来、着物の形状的な特徴、染織技術の歴史などについてお話をさせて頂きました。

また参考に弊店の商品に加えて、祖父 内田秀一が染めた江戸小紋や人間国宝 児玉博氏の型紙など貴重な品物も持って行きました。
普段着物に接する機会があまりない方が多かったので、質問などを頂く中で私自身も発見があり有意義な時間を過ごす事ができました。

講義の終盤には武術研究家の 甲野善紀先生 古代技術研究者の 関根秀樹先生、土田刃物店店主 土田昇氏に祖父の江戸小紋と伊勢型紙を見て頂く機会がありました。

祖父 秀一の江戸小紋の細かさに工芸品や民芸品に造詣の深い関根先生から「これは凄い染物ですね」と言われたのが印象的でした。
また児玉博氏の伊勢型紙には甲野先生や土田氏も興味深い気にご覧になっていました。

終了後「面白かった」「良かったですよ」と参加された方から声を掛けて頂けたのは何よりでした。


今回の会を通じて感じたのは着物に触れる事が少なくなっている現代においては、こうした啓蒙活動が必要性です。
私自身、手ごたえを感じる所があったので、折を見つけてこうした機会を設けていきたいと思います。
そこで10月に山梨県、12月に宮城県、青森県でセミナーを開催する事にしました。
詳細は決まり次第発表します!