2022 秋の新作

「染織工芸の技術と伝統の魅力」

２０２２年の新作は新しい試みに満ちています。

さまざまな色と柄を表す染織の技、その中で「うちだ好み」に最も適したものを選び２０２２年の新作として取り揃えました。
今回は新作の中から織帯のご紹介をします。

2022 秋の新作コレクション No.2

貴重品として珍重された器物は多くありますが、鏡、筆入、鞠、貝桶など往時の生活の中にあった品々が文様になることは多くあります。

音楽を奏でる雅楽器は品位や風流さの象徴として文様化されました。
生活様式の変化した現代でもこれらの文様からは気品を感じます。

日本には数多くの伝統紋様があります。
有職文様は装束、能衣装などにも見られる最も由緒ある柄の一つ。
着物の中でも重要なテーマとなっており、格式のある雰囲気で礼装を彩ります。

織物の産地京都・西陣技法の繊細さだけでなく高い芸術性も有する織物は時を経て私たちを魅了します。

長い歴史の中で培われた伝統の技術と文様、そして今でも新しいもの創りを続けています。

日本の文様の原点には舶来の品々からの創造があります。

シルクロード、海路を通って日本まで運ばれた品々からの着想が新しい美を創る。

その伝統は今でも続いています。