ブログの記事が丁度300となったので、たまには何か変わった話題を・・・と思って閃きました。
たまには私の母の着物の着こなしをご紹介します!
昨日の母の着物は久米島紬でした。
日本最古の絣織物で2004年に重要無形文化財の指定になった織物です。
こげ茶色の地色に茶の絣が織り出されております。
正面とうしろ姿
合せた帯は東京紅型の染帯です。
源氏香に花柄、匹田などをあしらった柄と紬の地に薄く染めた菱模様が特徴です。
実はこの帯は母のために選んだものです。
母は初め「派手かもしれないよ」と心配していましたが、合せてみると着物とのバランスが良く今では色々な着物に合わせて楽しんでいます。
帯のうしろ
帯〆と帯揚は京都で選んだものです。
市松に織り分けた帯〆とはんなりした帯揚を合せています。
帯の前
そして帯と組み合わせている帯留はドイツの名工 ゲルハルト・シュミット 作のストーンカメオです。
メノウを削って作ったストーンカメオは精巧で出来栄えで、牡丹の柄は親日家として知られるシュミットならではのモチーフです。
帯〆と帯留の組合せ
帯留は牡丹のストーンカメオ
呉服屋さんの奥さんということで着る物には気を使っている母らしく、着物と帯のコントラストに小物でアクセントを付けています。
身内を褒めるのも気が引けますが良い着こなしだなぁと思います。
もしご好評な様でしたらまた家族の着こなしなどを紹介しようと思います。(笑)。