装いの工夫 「着物一枚に帯三本」

 美しいキモノ 2012年 冬号 」に掲載されたオリジナルの久米島紬はえんじ掛かった茶系の糸と薄いねずの糸で織り上げているので濃い色から薄い色まで合せることが出来ます。

誌面では白地の帯に合せていましたが帯によって色合いや装いの楽しさを演出する事が出来ます。

西陣の帯屋捨松の様な個性的で色合いのある帯を合せると、鮮やかなお洒落着になります。
帯揚、帯〆の色合いで雰囲気を変えていくと更に楽しめます。

宝袋に兎のお目出度い九寸染帯を合せれば、洒落た雰囲気のある目出度い装いになります。
新春にこうした装いで出掛けるのは楽しいでしょうね。

また季節感のある帯を合せるのも楽しいです。
クリスマスシーズンに合わせて、クリスマスツリーの帯を合わせてみるとこの様になります。
季節限定のハレの感じが出て、先の2つの組み合わせとはまた違った魅力があります。

地色やさし色の濃淡、柄の雰囲気、合わせる小物の色合いによって装いの雰囲気は変わってきます。
「着物一枚に帯三本」という言葉がありますが、着物の楽しさを堪能するうえでとても良い言葉だと思います。

「そうは言っても中々勘所が解らない」という方もいらっしゃるかと思います。

コーディネートの事などでお困りのことがあればお気軽にご連絡ください。
お手持ちの着物、帯の持ち込みも歓迎です!
お問い合わせなどは フォーム よりお願い致します。