草木染の勉強、品物との出会い

4月5日に野々花染工房の諏訪豪一さんにお会いしました。
諏訪さんは山形で草木染めの織物を作られている職人で、最近代替わりで社長に就任されたそうです。

野々花染工房には10年ほど前に伺って工場見学と品物を見せて頂きましたが、今回改めて藍染めや紫紺染めの技法、染料の製造工程などのお話を伺い、大変勉強になりました。

展示されていた野々花染工房の品物はどれも見事でしたが、その中で桜染めの着尺は特に目を引きました。

実は10年前にお邪魔した時にも桜染めの紬を頂きましたが、その色の見事さ、織りの繊細さはとても印象的でした。
しかしながら桜の染料は年ごとに発色が異なるため「これだ」という品に出会えない年もあります。

今年の桜染めは発色も良く、織りの組織もとても面白い品物で、仕入をすることに決めました。

この品物を発表して、どんな方にお召になって頂けるのかとても楽しみです。