美しいキモノ 秋号に掲載する袋帯

8月に発売されるハースト婦人画報社の「 美しいキモノ 秋号 」に弊店の商品が掲載されます。
今回は龍村美術織物の袋帯と織匠 神宮寺の袋帯です。
右が神宮寺、左が龍村の袋帯です

両方とも編集部の選んだ訪問着または付下とコーディネートをして掲載するそうです。

織匠 神宮寺「八つ藤の丸」 と 龍村美術織物「彩円唐草文」

織匠 神宮寺の帯は白地に金、銀の泊、紫、オレンジ、グリーンの色糸で織り上げた上品な帯です。
「八つ藤の丸」の文様は代表的な有職文様( ※1 )で、着物の格式を引き立てる柄になります。
色、柄ともに合せやすく使い易い連想用の袋帯です。

龍村美術織物の帯は龍村らしい柄と泊の色づかいをした逸品です。
「彩円唐草文(さいえんからくさもん)」と名付けられた重厚な文様は初代の龍村平蔵( ※2 )の時代から受け継がれた伝統を感じさせます。

品物は9月からの秋の催事でお披露目です。
上代などはまだ未定ですが、詳細が決まり次第ホームページ、ブログで発表を致します。

※1 有職文様(ゆうそくもんよう):公家の服飾、調度品などに用いられた文様の総称

※2 龍村平蔵:明治9(1876)年、大阪生まれ。16歳で呉服に従事、織物の技術研究に没頭して18歳で織元として独立。古代裂の復元といった研究から「龍村の帯」を創り上げる。昭和37(1962)年没、享年86歳。