もう3ヶ月も前のことになりますが9月16日~18日で山梨県南アルプス市にて「故内田秀一 江戸小紋の世界」を開催しました。
祖父 秀一は山梨県の無形文化財の指定を受けていますが、祖父の没後22年を数えてその事を知る人は随分と少なくなりました。
そこで「南アルプス市に江戸小紋の名人がいた」という事を皆様に知って頂きたいという気持ちと、これをきっかけに山梨県での着物文化の発信をして行きたいという思いで開催しました。
祖父は南アルプス市(旧八田村)に工場を構えて仕事をしており、また社長の故郷でもあることから一種の故郷帰りという意味合いもありました。
会期中は祖父の染めた江戸小紋、人間国宝 児玉博氏の伊勢型紙の展示や江戸小紋の制作過程をまとめたパネルを展示して、ご来場の皆様にご覧頂きました。
様々な方にご来場を賜りましたが、江戸小紋の由来、祖父の職人としての技量、伊勢型紙の精妙さなどについて随分と関心を示されていました。
盛会となり、また改めて祖父の仕事に目を向ける機会となった事は大変有難かったです。
展示会場
内田秀一作 毛万二つ割
パネルコーナー
伊勢型紙の展示コーナー