朝からの取材も昼過ぎには無事に終了しました。
インタビューでは社長・内田末雄が祖父の人物像、江戸小紋の仕事についての話をしました。
また社長が呉服屋という仕事に携わるようになった切っ掛けや仕事に当っての心構えなども話していました。
その流れで私も二代目としてインタビューを受けました。
インタビューアーの方からは「どんな思いを持って呉服の仕事に取り組んでいますか?」「どんな呉服屋でなりたいですか?」と聞かれました。
改めて聞かれると即答できるような立派なスローガンがなくしばらく考えましたが、
「物の売買に終始するのではなく、流れを感じていられる様で在りたい」
「着た人がそれを通じて今までにない可能性に気付いていける様な着物や帯を紹介していきたい」
「最先端に立ち、常に其処を切り拓いていける様で在りたい」
と答えました。
言葉にしてみると「自分はこんな事を考えていたのか」と何処か他人事のように思えますが、どの答えも最前線に立つ時にしか見えてこない未だ嘗てない所に出会いたいという気持ちが根底にあるように感じます。
お陰様で自分自身を鑑みるのに良い機会となりました。
お世話になった皆様に感謝申し上げます。