Spaghetti in tomato sauce

2009年から 韓氏意拳 の練習のため定期的に中国を訪れています。
中国は食の宝庫で様々な料理が楽しめます。
しかも為替の関係で日本で食べるよりも格安です。

魚の煮つけ

海鮮スープ

さて2009年8月に中国を訪れた時の事です。

この時は午後の練習がなかったため数人で珠海の繁華街の港北へ遊びに出ていました。
夕方になり小腹の空いた私たちはどこか軽食の出来る店を探していました。
すると目に入ってきたのは「Caffe」の文字。
「中華料理が続いているしたまには洋風も良いよね」という事で入ってみました。
メニューを見ていると「Caffe」「Apple Juice」と並んで「Spaghetti in tomato sauce」の文字が。
上海などの大都市では本格的なイタリアンの店がありますが、珠海でそういった店を見た事はありません。
「これは珍しい」と思ってしまった私は「Spaghetti in tomato sauce」を注文しました。

Spaghetti in tomato sauce

見た目は具の無いナポリタンです。
とりあえず一口食べてみると・・・

とんでもなく不味い!!

このスパゲティの「tomato sauce」というのは中国で市販されているケチャップでした。
このケチャップは砂糖がふんだんに入っており、日本のものとは全く味が違います(味を例えるならトマトの青臭い酸っぱさを砂糖で誤魔化そうとした感じです)。
そのケチャップに茹で過ぎでコシがなくなった麺を取り合わせて作ったのが「Spaghetti in tomato sauce」の正体でした。

あまりの不味さに一口で食欲喪失しました。
同行者にも麺一本を食べてみてもらいましたが、口に入れた瞬間に絶句していました。

以前に ご当地グルメ(中国・珠海編) で紹介した牛肉炒麺と似た感じがありますが、味は雲泥の差・・・というか比べるのもおこがましいレベルです。

牛肉炒麺

帰国後に韓氏意拳教練の 駒井雅和師 に伺った所によると中華料理は美味しくても、和食、洋食に似せて作ろうとしたものは不味いという傾向があるそうです。
今思い出しても人生の中で食べた不味い物の中でトップ5に入るのではないかと思います。