前回 からの続きです。
底冷えのする日だったので温かいものでも食べに行こうかと思っていると、21時ごろに部屋の電話がなりました。
出るとホテルのフロントからで社有車の車種について確認でした。
「これは社有車に何かあったな」と思って、話を聞いているとどうも車を入れた立体駐車場でトラブルがあった様です。
「状況を確認してまた連絡します」とフロントから言われたので部屋で待機していると、呼び出しの連絡がありました。
ロビーに降りるとホテルの支配人が待っていました。
どうも何も言わないのですが顔には「トラブルがありました」と書いてありました。
「確かに言い難い事なんだろうなぁ」と思い、「どちらにしても現場を見れば解る事だし」と支配人とともに立体駐車場まで行ってみると、整備スタッフが大勢出ています。
車庫を見ると僅かに見える社有車を載せた台が傾いています。
近付いてみると社有車の左側面に支柱が激突しています。
中々の事で説明を聞いていると、立体駐車場の支柱の1本が外れて社有車に当り、立体駐車場が機能停止したため目下復旧中との事。
とても困った状況ですが自分に出来る事は特段ないので、復旧時に連絡を頂く事にして食事に出る事にしました。
食事を終えて22時過ぎに立体駐車場の前を通った時も作業中だったので、「これは明日の仕事はレンタカーかな」と思いましたが、日付が変わって24時を過ぎた頃に普及の連絡がありました。
早速立体駐車場まで行って車を出します。
まずエンジンは若干の違和感はあったものの点火、しかし左のミラーは反応しません。
仕方がないので手で動かして位置を調整。
その後ゆっくりと出庫しました。
広いスペースに出してみると左側面は万遍なく破損しており、助手席のドアは歪んで開きません。
事故当時の衝撃が半端ではなかったことが伺えます。
「起きた事は仕方ないけど怪我人が出なくて良かった」と思いました。
また立体駐車場の管理会社、ホテルの方の対応に誠意があって信頼が出来たため無用なやり取りがなかった事も幸いでした。
お陰様で起きた事にきちんと対応する事の大切さを学んだ気がします。
色々と終えて眠りにつくまで長い一日でしたが、感じるところ、学ぶところがありました。
次回 へ続きます。